今日も渋谷トランクホテルにて夜間作業。
ここ数年、トランクホテルのロビー内のアートをどなたに依頼させていただき、どういったメッセージを渋谷という町にあるホテルにて訴求していけるか?といったお仕事の一端を担わせてもらってます。

植物染めの作家さんに植物が持ち備える色やその行動をロビー内で表現してもらったり、同業者の花屋さんに数ヶ月保つロビーの装花を植物で作ってもらったり、海の汚染で苦しむ魚たちのフォルムを創り上げるダンボールアーティストに頼んだり、

かれこれ20名弱のアーティストの方々にトランクホテルのラウンジでの表現をお願いしてきました。

今日はそのラウンジアートの入れ替えの日。
今回は、リトルでもおなじみのガラス作家さん有永浩太さん。有永さんには、リトルバーやRestaurant Eatripでお客様が楽しい時間を過ごしてもらった際に味わっていただいたワインの空ボトルをとかしてもらい、ワイングラスや花瓶に蘇らせてくれるというリトルとイートリップの企画”Life is beautiful”ではとてもお世話になっております。
有永さんに去年会いに金沢での有永さんの展示を見に伺った際に、植物をガラスに閉じ込めて記憶に残す方法がないか?をご相談していて。

↓Life is beautiful シリーズ第一弾として作ってくれた私達の店舗で出たワインボトルを蘇らせてくれたグラスと花瓶

 
 
 

ガラスというものすごい熱があって初めてフォルムが形成される素材の中に、草花を入れ込んで残して可視化させるという技術は誰でもできることではないということを教えてもらいながら、何かでもできる可能性がないのかなあと話していた中で、ご紹介いただいたのが、今回トランクホテルで10月から来年の春までロビー内で展示されるガラスの作品。
佐々木さんのガラスの作品は国内外の美術館で発表されてきてます。

↓佐々木さんの過去の作品

 
 

金沢のご自宅にあるお庭で自生する春夏秋冬の草花をガラスに閉じ込め、私たちが気づかない見えにくい季節ごとに違う水分量や、コロナによって荒らされずに済んだことで今まで以上に庭や山の草花が本来あるべき育ち方や水分の含み方をして育っているということが、可視化できるガラスの作品。

今夜もまた夜通し作家さんである佐々木さんと相談しながら、ロビー内でガラスの設置をしておりました。でも、結果朝が来ても完成形には至らず。。29日の夜閉店後の設営に続く、。。。

 

そして、今日はリトル本店とレストランイートリップが神宮前6丁目にできて9周年。10年目に突入する日。まったく私はお店にいれない繁忙期にはいってしまってました。。。

とうとうこの場所で10年目に突入
=つまりはリトルができて11年。
=つまりは息子も来年10歳。

そして偶然か必然か今年の夏に亡くなった父の50日祭でもあった2021年9月28日。盛りだくさんな1日でした。

↓リトルが代々木上原にあった週末だけのお店から
神宮前に引っ越してきた頃